その名はゼロ |
最萌にジュリエットがいないのはなんでだろうw あれ、そんなにマイナーっすか。 今期の最良アニメだと思ってるんですが(今のところは そのうち今期のアニメの私的順位と総評でもやりますかね。 最近アニメレビューはずっとやっていなかったんですが、まぁこれだけはやっておかないとね。 コードギアスの24,25話。 まとめてレビュってるんで長いですが暇な方は下からどーぞ いつもどーり順番に。 ・OP 何気に今回唯一がっかりしたと言えばこれだったり。 曲ではなくイラストが。 全部DVDの使い回しだなんて…。 これなら普通にTVOPを使い回してくれた方が良かったかも。 ・開戦 しっかりと内部関係者にギアスを掛けていたルル 。 コーネリアとギルフォードのやり取りはすっごいカッコイイな。まさに主と騎士 。 的確に指示を出すルルはやはりいいです。でもC.C.の視線が微妙な感情に揺れているのが既に先行き不安 。 そういえばさらりと咲世子さんが黒の騎士団メンバーだと知らされましたね 。ルル的にもっと反応あるかと思いきや(ナナリーの最も身近な人なんだし)意外とあっさり (単に割いてる時間が無かったのかもですがw ヴィレッタさん、無事でしたねー、やはり強かった…!しかしいいタイミングで記憶戻ったな! ・一方スザク ランスロットは出る必要ない、とキーはあげないよ~んなロイドさんを迷わずグーで殴り飛ばすw 俺スザク全開に思わず萌えw ・一方本国 人は良さそうだがすごく普通の人っぽい・・・オーラがないというか・・・ 皇帝もいなくて埒が明かない現状にシュナイゼルが自分がエリア11に向かうと立候補。結局、この最終話でシュナ様はこれだけ、皇帝に到っては出て来やしません。 ・黒の騎士団は学園へ 放送局、学園と黒の騎士団制圧。学園にやって来たゼロとカレン(と他メンバー) ・イレヴンが多い黒の騎士団を何故に学園へ?と思ったけどナナリーを護らせる為だったのですね。さすがルルww 皆を護ろうとしたリヴァルに感動。このままリヴァル×ミレイだw ・そしてカレンの正体がバレるんですが・・・ え?もうちっとなんか反応ないの? 「2人で私の事…酷い!」と食って掛かるシャーリーにそうきたか!とちょっとビックリしましたかが。 ちなみにこの時、ルルにはシャーリー?記憶が!?くらい思って欲しかった。 ・やって来たランスロット てか来るまでのスザクの戦い方がどーみてもフリーダムガンdry んでVSカレン。 お互いに殺る気!躊躇ナシ!のバトルは熱くて最高!しかし、種割れスザクには今一歩敵わずw してVSガウェイン。 学園を背にかかってこいやーのガウェイン。スザクは卑怯と言うけれど(まぁ実際卑怯なんですが)、実力に差があるのだから頭で補うのは当然の行為かと。 一方ゼロが自分達を盾にした事にショックを受けるシャーリー 何ていうか、始終シャーリーは「ゼロは私達を傷つけない」的発言をする訳ですが、それが『ルル(大切な仲間&想い人)だから』ではなく『ルルーシュ(ナナリーの兄)だから』ってスタンスなのがね、ちょっと悲しい。(記憶復活は2期だと信じたい ともあれルルの作戦勝ち。 ・扇と千草 学園にやって来たヴィレッタ。ずっと安否が気がかりだった扇、仲間には適当に誤魔化して2人きりに。しかし彼女はもう千草ではなくヴィレッタ・ヌゥ 撃たれる扇。倒れるその時まで表情が優しかった彼に男気を感じました。 一方、扇が撃たれて混乱する外の様子にスザクを助けるようにとナナリー 皆がスザク救出に向かってナナリーが一人になったのを見た時、「ナナリーはこれを狙っていたのか!何か行動起こすんだな!」とワクワクしてたのですがやって来たV.V.にさらわれてしまうという。 な、なんだry V.V.とC.C.は同じ気配の持ち主なのですね。気配に鋭いナナリーが「違う」と言われても「でも・・・」と躊躇ってしまうほど似ている存在 C.C.もまだまだ謎だらけですがV.V.は全くもって謎キャラですね ・対コーネリア 降り立った場所はアリエスの離宮に似ていた。似ていると言うルルに同意するC.C. そして待ち構えていたコーネリア。顔が大分イっちゃってますw ユフィの仇ィ!と突っ込んでくるコーネリア。さすがコーネリア様お強い! ガウェインは接近戦向かないよね。 コーネリアの圧勝かと思われたその時、背後からの攻撃・・・ あぁ、ダールトンにギアスですか・・・ そして落ち行く姫様の機体を眼にしたダールトンをハドロン砲で消し飛ばすルル 本当容赦ないわ、この作品 ■ゼロバレ コーネリアの前に仮面無しで姿を現すルル。動揺はせず、激昂もせず、ただ納得するコーネリアが切ない。 「ナナリーの為か」即座に理解してくれるコーネリア様がもうね・・・ コーネリアにギアスを掛け、母殺しについて問うルル。 コーネリアサイド視点も見れる視聴者としては「兄妹想いだしコーネリアとも分かり合えるんじゃ?」と常々思っていたけれど、ルルがコーネリアを敵視していたのは襲撃のあったあの日の警護担当がコーネリアだったからなのも大きかったのですね。 しかし、姉の口から語られるのは予想外の言葉ばかり。マリアンヌは自ら警備を引き下げた? 更にシュナイゼルが遺体を運び出したという情報を引き出し混乱するルル。棺の中にはマリアンヌは入っていなかった? マリアンヌもギアス持ちor不死身とかもありそうな ・ナナリーと黒の騎士団 ナナリーがさらわれた、と聞かされるルル。ここでC.C.の言う事を信じようとしないルルに「あれーなんでー??」と思ったのですが(C.C.に不可思議な力がある事も共犯者としては信頼していい相手である事ももう判っているはずなのに)(マオ登場時のグラグラな関係の時ならばともかく)、不確かな情報だけで動ける状況でもない(&コーネリアの話で思考が混乱中+オレンジがやって来た)からなのかな、と勝手に想像。 必死のC.C.の訴えに、やはり危機感を覚えるルル(ナナリーを失ったらルルは終わりとしっかり理解してくれているC.C.が素敵) 「ゼロ」は「ナナリーの為」に作った存在であるから、「ゼロ」が「ナナリーの為」に動くのはとても当然で自然な事なんだけれど。 はい、ここから視聴者的「え~」な展開が始まる訳なのですよね 扇に連絡を取ろうとすると逆に「扇が撃たれた」と聞かされる。それに対し「代わり」を向かわせるとルル。 余裕がなかったとはいえそれは言っちゃ駄目だ。「そんな事より」と車椅子の少女ばかり気にするのは不自然だ。 当然南さんは不快感を露わに。 神根島に向かえと言うC.C.の言葉を信じ、全権を藤堂に預けてルル離脱 突然のリーダー不在に騎士団一気にガッタガタ(FEで言えば先にリーフが離脱すると終わるとかそんな感じw 黒の騎士団にとってゼロは奇跡を起こしてくれるメシアだった訳ですからね。絶対者である「ゼロ」の存在が仇となりました。(ゼロの指揮官レベル★10くらいありそうだもんね。ついでにカリスマ持ちw いくら藤堂さんが優秀でも全体の状況を把握出来なければ限界があるし。 この、彼らにとって聖戦であっただろう戦いよりも「他の事」を優先したゼロの行動はとてつもない裏切り行為でしかない訳で。ルルの心情は判る、でも周りが作り上げた「ゼロ」としては最悪の失望&絶望な訳で・・・ なんかもうゼロ孤立化が目の前に浮かんできます。 ああしかも吉田も井上さんも死んじゃったし、ゼロに対する不信感がしっかり芽生えちゃったし仲良し黒の騎士団はもう帰ってこなそうです。 ディートハルトも己の「ゼロ」像との違いに失望して離れるかな・・・ ゼロ様ラブだった神楽耶もこの件で態度変えるのかな・・・ こういう展開がその内くるであろう事は放送時から予想出来たしずっと覚悟もしていたけど、やっぱりルルスキーとしては辛い。 ・一方ロイドさんとセシルさん この2人は今回美味しいトコ取りでしたね。いつもスザクの事をパーツ扱いしていたロイドだけど、それは「人」の脆さを知っているが故。大事な存在を作る事を怖がっている感じですね。 そして理解者セシルさん。様々なキャラが迷走する中で作品の良心でございました。 ロイドさん達の過去も気になるなぁ。特にラクシャータとの関係も色々と。 お着替えセシルさんは美味しゅうございましたww ・コーネリアに呼ばれ向かうスザク 「ゼロは神根島に向かった」 ゼロ=ルルーシュの事はギアスの影響で覚えてなかったのね。 これでコーネリアは死亡回避出来たかな?かな?? 覚えてるままだと存在的に厄介過ぎるので退場かと思っていたけれど、ここのコーネリア様は負傷しつつも気丈でカッコ良かった。 ・一方ゼロの不在に動揺していたカレンに扇から連絡が 「ゼロを追え。彼の行動には意味があるはずだ」 ・・・ごめん扇さん、一番にゼロを裏切るのは貴方だとずっと思っていましたw(というか一時期かなりゼロに対して疑心暗鬼になっていた貴方はどこへ) 周囲がゼロに対する不信感を露わにする中オアシスでございましたよ (「ゼロの真意を暴いて来い」という意味合いだったらどうしようっていうのは無しの方向で。(いや、「ナオトの夢」の為にもと言ってたから大丈夫だと思うけど) かくして主要キャラは神根島へ ・そしてオレンジ 多分今回最大の美味しいトコ取りキャラw 「理解は幸せ」 「言い訳無駄!」 「後ろをバック!」 ・・・面白すぎだ! ・ニーナ暴走 生徒達をアヴァロンへと避難と、なにやら機体が下から登場。 うわ、本当に作っちゃったよ、ニーナ・・・と思ったら・・・核まで本当にお作りなされたとかww 東京租界が死滅ってどんだけ・・・ こういうイっちゃったキャラも好きですw(ネタになるし ・舞台は神根島 トラップ発動→C.C.の過去の記憶へ飲み込まれるルル→そこで見たのは数々の拷問を受けるC.C.の姿→C.C.・・・→いつしか映像は消えて、無の世界にルルとC.C.2人だけ→C.C.の悲しい独白に 「独りじゃないだろう」 →「俺たちは共犯者」→「お前が魔女ならば俺が魔王になればいいだけだ」 おい、いきなりルルシーフラグか!カレンは?ルルカレはどこ~!?w と、ぶっちゃけ少々違和感はあったのですが、ルルシー的には良いのかww この後の2人の軽口がいつも通りで嬉しい。C.C.の存在は本当に何なんだろうな 2期に持ち越しなのは遠いなあ…! ・そこへしつこくやって来るオレンジ ここは自分に任せてナナリーの元へ向かえと言うC.C. 。しかしもう既にガウェインにはハドロン砲を撃つエナジーも残っていない それでも 「大丈夫だ!」 「……いや、少し不安だな」 「勝てよルルーシュ、自らの過去に」 「そして行動の結果に」 初めて漏らしたC.C.の弱音、そしてキス。 ちゃくちゃくとルルシーフラグを立てやがってw C.C.もルルーシュも、弱った相手を見かねて慰める事はちらほらあったけれど自分から相手に甘える事ってなかったですよね。2人の「共犯者」関係が形を変えたこのシーンはとても良かったです。 恋とか愛とかを越えたこの2人ならではの空気がとても好き。いやもうホント、C.C.という存在がルルにある限りどんなバッドエンド迎えようが大丈夫です。多分 ・対峙する2人 ナナリーの元へ向かおうとするゼロに向けて放たれた一発の銃弾。因縁の2人が遂に向かい合う。 スザクが「ギアス」の存在まで知っている事に動揺するゼロ。 背後から己を狙っていたカレンに「君もゼロの正体を知りたくはないか?」と仮面を撃つスザク。仮面真っ二つ、いい腕です。 しかし、あの仮面上の方はかなり空間だと思うのですが何故流血w 衝撃を受けるカレンとは反対に、一瞬痛みを堪える目をしたものの依然鋭い視線のスザク。 「利用してたの!?」のカレンに、いきなりそうなっちゃうんだ!?と驚き(その前に「世界を手に入れる男だ」的発言しちゃったせいかな) その後のルルの対応も良くないしな・・・ ルルの美点は潔いほど言い訳しない、罪を全て背負う所だと思うのですが(それが演出上必要な時はするけど)、ここまで来るとそれがもどかしい。 つか、ここまでルルカレフラグを折るなと・・・w 一方、確信はないがゼロ=ルルだと気付いていたスザク でもじゃあ何でカレンの時みたいに説得をしなかったんだろう?と思ったのですが、『ゼロ=ルル』という確信がない以上、『ルルーシュはそんな奴じゃない』と『ルルーシュを信じ続ける』事が「過程」を重んじるスザクの信頼の証だったのかな、と。 ここで、ナナリーが攫われた事を話し協力を求めるルル ここの休戦申し入れは「スザクが乗ってこればもうけもの」程度の気持ちだったのではないかと考えるのはルル贔屓過ぎますかね?w もう、ここにいるルルの中ではスザクに対する線引きはしっかりなされていると思うんですよね。 今更許されたいとも見逃して欲しいとも思っていない。でも、今は何より最優先事項のナナリーの件があるからここで死ぬ訳には行かない。 今はこんな所で足止めを食らっている場合ではないから、スザクが一歩、引いてくれたらラッキー、手を貸してくれたら本当ラッキーくらいの気持ちだったのではないかと。 しかしこのシーン、セリフもシチュエーションも対マオ共闘時とかぶる訳ですがあの時との温度差がね・・・ ・んで 2人の地雷合戦が開始。お互いに言葉が足りてないから・・・ 己の罪も、ユフィ殺しも「過去」だと言い切るルルにスザク激昂。 ・・・違うんだよ、ルルは責任逃れしている訳ではなくて己の罪の大きさを自覚しているからこそ「未来」を掴み取ろうとしている(掴み取らねばならない)んだよ!と、ルル視点から見る事の出来る視聴者には判ってもスザクには伝わるはずもなく・・・ 「君は世界を裏切り、世界に裏切られた!!」 ちなみにサクラダイトは単なるブラフだと思ってます。(もしくは、ルル1人が跡形もなく吹き飛ぶ程度の威力)(己の敗北が決した時、一番に消さなきゃいけないのはその存在だと思うので)(ナナリーの為にも) この先にナナリーがいるのに超☆破壊力な物を身に着けているとは思えない。 「お前の存在が間違っていたんだ!!」 「お前は世界から弾き出されたんだ!!!」 ああ、存在全否定はちょっと悲しすぎだ。 よりにもよって「生」を与えてくれた存在である君がそれを言うのか、と。 それまでどんな言葉も受け止めてきたルルが思い切り表情変えたもんなぁ。 父に存在否定された事がトラウマのルルには本当に言って欲しくなかった。この存在否定は、ルルの存在がなければ父殺しだってしなかったという未だに求める父への贖罪の思いもあったのかなぁ。 スザクは『正義(キレイ)に生きたい』『許されたがり』タイプだと思うので(人間としてごくごく当たり前の感情だと思うけれど) あぁ、しかしなぁ。スザクにとってのルルの存在は何だったんだろうとやはり考えてしまう訳で 作品内でルルからスザクへのベクトルはとても良く判ったけどスザクからルルへのベクトルってイマイチ表面的というか・・・ ルルの出生・置かれている状況を知っている割には言動が迂闊と言うか結構考えてないよね?と言うか、ルルの境遇もブリタニアへの憎しみも誰より近くで見ていたはずなのに(SEの幼少シリーズ聴いた後だと本当にね) スザクに掛けたギアス・ギアスの暴走についても、ルル自身の口から真相を語る事はないだろうけど、知って欲しいと思ってしまうのがルルスキーw それで許して欲しいとか、そう言うんじゃなくって、ルルの想いもね、判ってあげてっていう(「過程」を大事にするスザクならば尚更知って欲しい) 今の『結果』があるからルルは言い訳なんてしないだろうけどスザクやユフィの事を想っていた『過程』は本物なんだよ、と・・・ああ、もう本当にもどかしいこの子達w(この心傷付けあいは哀し過ぎる…) 「勝てよルルーシュ、自らの過去に」 「そして行動の結果に」 C.C.のこの言葉は 「自らの過去」→囚われているトラウマ(生きてない) 「行動の結果」→今目の前にいるスザク(とカレン) って事なのかな ・そして響いた一つの銃声 撃ったのはルルか、スザクか、カレンか、それとも・・・ ルルは撃たない、と思うんですけどこれも夢見すぎですかね(撃ってもスザクなら楽に避けそうだし)(生きろギアスが発動しなくとも) しかしまあ、見事にタイトル通りルルの全てが『ゼロ』になったお話でしたね。 そしてまた気になる所で終わってくれてこのやろぅww カレンはどうするのかな・・・ タイミングとしては最悪なバレ方したから「それでも私は貴方について行く!」とはすんなりならないだろうし、でも、誰より近くでゼロを見続けてきたカレンだからこそ、考えて、その上でルルの横に立って欲しい(って思うルルカレ推奨派 まぁ、信じていたからこそ裏切り(カレン視点)が許せないって路線も十分あるのですがw もっと違うバレ方をしたらすんなり付いてきてくれたと思うんだけどな・・・ 一度は離れてしまうのは仕方がないけど、最終的にはルルの思いを理解してくれると信じたい(じゃないとルルが本当にあんまりだ) ・と、まあ本当に長々色々書いてきましたが視聴後の感想は「面白かった!」の一言でした。 確かにこのラスト2話、ルル的に痛い展開満載で終わり方もハッキリしてはいませんでしたが、それぞれのキャラクターにブレが無く、展開に納得が行くものだったからかな、と ルルは一貫してナナリー至上主義を貫いてくれましたしねw 限りなく色々な物を失ったルルだけれど、最後のC.C.のナレーションにもある様にこの作品の中でルルの思い・行動が全否定された訳でもありませんしね。 キャラ萌えもするけれど、それ以上に作品燃えが熱いんです、コードギアス。 この、どん底の状態からルルがどうやって立ち上がり、反逆を続けていくのか楽しみです(この終わり方だと2期も主人公はルルだと思っていいんですよね…?) というか2期はいつですか?ww やっぱ秋まで待たないとあかんの?w とまぁ、最後までお付き合い下さった方、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました~! |
by hikaruichijovf1s
| 2007-08-11 00:40
| アニメ
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